拾った側の罪の意識

拾った側は恐らく、何も考えていない。外野の我々が驚くほど何も考えていなかったと思われる。

彼は今まで複数のデバイスからアクセスできるサービスを使ったことが無かったのか、Twitterのアカウントは携帯電話(iPhone)と紐付けされており、彼がこのデバイスでこのアカウントを使用する限り、例え持ち主であっても再びアカウントにアクセスすることはできないと考えていたのだろう。

本人のものかどうか、自動車が本人のものかどうか私には判断できないのでリンクは晒さないが、彼は自分自身の顔写真として画像を何度もアップロードしているし、自宅の写真、愛車も一部ナンバーが表示される形でアップロードしている。仮に持ち主が対話を諦め、アカウントのパスワードを変更すれば彼がアップロードした写真を彼自身が消去することは不可能だ。

アップロードするにしても、なぜそんなところに...と我々は思ってしまうが、そこに考えが及ぶのであれば、元より拾ったiPhoneに入っていたアカウントを乗っ取ろうなどとは思いつきもしないだろう。彼と持ち主の会話を読み返してみても、彼には驚くほど罪の意識がない。彼がフランスから戻ってきて、ここまで騒ぎが大きくなっているかどうかに気がつくかどうかすら怪しいが、やはり落とし主に誠心誠意謝罪をして当人同士で解決してほしいと願う。